カマタ流2Pick虎の巻 SFL環境編
毎度おなじみ2Pick略記事です。
今回の記事の想定読者は、「これまでのアリーナ環境はなんとなく把握していたが、SFL実装後のアリーナ環境にも対応したい!」といったレベルの方々です。
「今からアリーナについて勉強し始めたい!」「アリーナの仕様や環境について1から理解を深めたい!」といった方は、先に以下の記事で予習を済ませて頂けますと幸いです。
上の記事から順に読み進める中で2Pickへの理解を深めることができる筈です。
どの記事も無料で公開されていることが吃驚な情報量です。
知識の整理/体系化のクオリティも素晴らしいので、ある程度アリーナへの理解がある人も読んで損は無い内容であると考えます。
忙しい人向けに目次から書きます。
記事の真偽や情報の精度、文章の巧拙を疑う方は、まず警戒カード一覧辺りから目を通して頂き、その後記事に目を通すか否か判断して頂ければ幸いです。
1.SFL環境とは?
また細かく仕様変更とカードプールの変更がありました。
【9月28日実施】アップデートのお知らせ(9月27日 11:20追記) | News | Shadowverse【シャドウバース | シャドバ】公式サイト | Cygames
【10月30日実施】アップデートのお知らせ(10月29日 11:00追記) | News | Shadowverse【シャドウバース | シャドバ】公式サイト | Cygames
9月のアップデートに関する詳しい事情は上述のレイン兄貴の記事でも解説されていますので、そちらを参照してください。
10月のアップデートの内容に関しては、公式からのアナウンスはありませんが、有志による検証の結果"1順目と15順目は4枚の選択肢の内少なくとも1枚はレジェンドカードが出現する"ように変更されたと見て間違いないでしょう。
一応、当記事内で以降も触れる重要な点を要約して解説します。
1-1仕様変更
■出現順
GL→B→S→B→N→S→B→N→B→N→B→S→N→B→GL
(GL:クラス別ゴールド/レジェンド+ニュートラルレジェンド
B:クラス別ブロンズ
S:クラス別シルバー
N:ニュートラルブロンズ/シルバ/ーゴールド)
出現順に関しては前期と変更無しです。
1順目~4順目までクラス別カードの選択が続きます。
その時選んでいるリーダーのプールから今後の選択肢に出現するカードを予測し、臨機応変にPickをすることが肝要です。
(→例:ここでコンセプトを絞ってしまう、出現率の低いパワーカードを確保する、マナカーブを意識し軽いカードを採用する 等)
■構築ルール
GL……4
S……6
B……12
N……8
デッキ内のレアリティ内訳に関しても、前期と変更無しです。
デッキ内の半分以上がクラス別B/Sで形成される為、ここのプールを把握することが非常に重要です。
また、どのリーダーでも必ず4回(=8枚)PickしなければならないN枠のクセを覚えることも大いに役立ちます。
■10月末のアップデート
先述の通り、 "1順目と15順目は4枚の選択肢の内少なくとも1枚はレジェンドカードが出現する"ようになりました。
「だから何だよ」
と言ってしまえばそれまでの小さな修正点ではありますが、これを覚えておくと、
こういった場面で、
「15順目のレジェンド確定枠でバルバロッサが出ることに期待して左を選択!」
といった思考が辿れるようになるかもしれません。
(→実際に15巡目でバルバロッサが出現しなくてもカマタさんは一切責任を負えません。ご了承ください。)
1-2カードプールの変更
SFL環境で提示されるカードは以下の通り。
・「Rise of Bahamut / バハムート降臨」に収録されているカード
※ビショップのブロンズカード「信仰の具現化」は提示されません
・「Tempest of the Gods / 神々の騒嵐」に収録されているカード
・「Wonderland Dreams / ワンダーランド・ドリームズ」に収録されているカード
・「Starforged Legends / 星神の伝説」に収録されているカード
・各クラス(ニュートラルクラスを除く)のブロンズレアのプライズカード
要は、SFLが新規追加された代わりに、DRKがスタン落ちしました。
これにより、各リーダーのカードプールは大きく変動しました。
リーダー毎の"アリーナでの勝ちやすさ"にも大きな影響がありましたが……
そこに触れると長くなるので、気になる方は以下のさに兄貴の記事を読んでみてください。
SFL実装前に書かれた記事ですが、予想がほぼほぼ的中しているので信用するに足り得ると考えます。
(→当記事内でも後ほどこれらの点には触れます。
SFL追加の影響とDRKスタン落ちの影響は「2.カードプールに関して」。
リーダー毎の"アリーナでの勝ちやすさ"の変動に関しては「3.環境分析」を参照ください。)
1-3.要約
「長い。3行で纏めろ」
と仰る読者向けの項目です。
シンプル・イズ・ベスト。
■後攻有利
2Pickは相変わらず後攻有利です。
(→ニコニコアカウントをお持ちでない方はYouTubeで)
■事故しなければ勝てる
マナカーブ信者になりましょう。
■重要なカード(勝つために求められるカードの性質)は変わらず
さに兄貴の記事に書いてある通りです。
避けるべきカードは避けます。取るべきカードは取ります。
勝てます。
2.カードプールに関して
当記事の最重要項となります。
ここに至るまでの話は紹介した記事で詳細に解説されてて、この後の項目は浅瀬からの考察だらけになるからね。
2-1.現状のカードプール
・ニュートラル
【G以下】
【L】
【総評】
ニュートラルG以下のマナカーブが歪みました。
前期まではニュートラルG以下の枠といえば2コストフォロワーを補充することを期待する場所だったと考えるのですが(※要出典)、今期は過度な期待は禁物と言った塩梅になってしまった印象です。
特に、枚数が多く新弾ボーナス対象の多い3コスト、枚数多めで新弾のカード2枚とも強めの5コストが膨らみがちです。
また、新弾ボーナスのかかったカードが678に1枚ずつ存在するため、注意しないとデッキ内のコストバランスが重たい方に寄りがちです。
概して、"クラス別カードで3や5が膨らみやすいリーダー"、"クラス別カードで軽いカードを確保しにくいリーダー"は安定した構築が難しくなったと考えています。
(→エリカとかレイサムとかランサーとか。)
L枠はへなちょこが多いです。
10月末の仕様変更でバハムートとゼウス(とイスラーフィール)の出現率が気持ち上昇したことは意識しておいた方が良いかもしれません。
天界の階段は2Pickの出現カードから削除しろ(私怨)
・エルフ
【B】
【S】
【GL】
【総評】
前期と比べて、滅茶苦茶強くなりました。
以下、その要となる要素を羅列します。
■ブロンズ枠で待望のバウンスカード 対空射撃 を獲得。
■デッキに多く混入することとなる 新弾BS の平均値が高い。
・対空射撃
・先攻でゲームを壊せるフィト
・手札を減らさないスターリーエルフ
・無理やりリーサルを作れるイピリア
・万能カード妖精の調べ
・雑に強いアレア
・キャタラクトビーストみたいな忌刃鬼
■新弾に手札補充カードが多く、既存のエルフクラスのカードが活用しやすくなった。
■もともと平均値が高かったGL枠も平均値が高いまま。
カードプールの質が洗練されたことは勿論、エルフの元々の強みであるフェアリー生成やバウンスによる"選択肢の豊富さ"を押し出せるようになったのが大きいかと考えます。
Pick強者の中では「今期のPickではエルフが最強」と仰る方も少なくありません。
今期の変更で最も躍進を遂げたリーダーと言えるでしょう。
相変わらずプレイも構築も難しいので初心者でも勝ち放題なリーダーとは言い難いですが。
・ロイヤル
【B】
【S】
【GL】
【総評】
前期と比べて、滅茶苦茶弱くなりました。
以下、その要となる要素を羅列します。
■DRKのスタン落ちで消えたカード達が強すぎた。
■コストの偏りとボーナスの偏りが顕著になりデッキ構築の安定性が下がった。
■N枠との噛合が悪い。
・マナカーブの偏りが被っている。
・N枠新弾カードが手札補充により長期ゲームを得意としているのに対し、アリーナでのロイヤルは元々潜伏や疾走で無理やり顔面を詰めるのを得意としていたこと等。
■金虹ガチャの排出率が目に見えて渋くなった。
(→新弾ボーナスを持ったペルセウス、ルー、円卓会議が戦犯。)
様々な要素が噛み合い、物凄く扱いにくいリーダーとなりました。
前期はヴァンパイアやネクロに並ぶ強さを持っていた(※要出典)と考えますが、今期はこの通り。
今期の変更で最も凋落したリーダーと言えるでしょう。
ただし、だからといって、全く警戒しなくていいリーダーかと言うとそうではないとも考えています。
構築の安定度が下がったとはいえ、それでも構築時に強いカードを集められれば強いデッキが組めます。
(→特に対面5コストでどのカードを警戒するか等は未だに悩みの種。)
今期も引き続きTier1であるヴァンパイアに有利を取れる状況があることも見逃せません。
(→ヴァンパイア側が自傷を多めに使った場合に、ロイヤル側が潜伏/疾走で残り10点+αを詰める。)
そして何より、ランクマッチや前期の感覚そのままにロイヤルでアリーナに入場するであろう初心者寄りの方も少なくないであろう点を重く見ています。
けどやっぱりヴァンプネクロエルフより優先して選ぶことはないわ。
・ウィッチ
【B】
【S】
【GL】
【総評】
相変わらず初心者には扱いにくいリーダーであると考えます。
カマタさん自身もSFL環境で唯一2勝をカマしたリーダーということでウィッチを忌避しています。
マジックガンハンターが強い。
先2ステラで勝てる。
フロウとロレアが存在するプールでの土の印/土の秘術の配分が未だによくわかっていません。
カマタさん自身の浅い経験では大したことが言えないので、後にも紹介するSFL環境5勝報告でウィッチの5勝レシピとその勝利者インタビューを見てもらう方が遥かに身になるかと考えます。
どうしてもアリーナウィッチで勝ちたい方はけん兄貴に弟子入りしてください。
・ドラゴン
【B】
【S】
【GL】
【総評】
相変わらずブレの激しいリーダーです。
今期のプールでも、全ての枠で使いづらいカードが少なくない割合で混在しています。
新弾のカードで注目すべきは竜の峡谷、スターフェニックス、ベオウルフ辺りでしょうか。
竜の峡谷とスターフェニックスは上手く扱えばリソースゲームで大幅に優位に立つことができます。
ベオウルフは独特の警戒が必要になります。
新弾ボーナスのかかっているSであることも踏まえて、頭の片隅に置いて置くとよいでしょう。
(→ケートスも同様)
細かい順位は個々人によりけりでしょうが、概ね4位以下のリーダーであると考えます。
・ネクロマンサー
【B】
【S】
【GL】
【総評】
アリーナ上位を誇る強さがそのまま据え置きにされた印象です。
むしろ、3コストタワーが改善されて前より使いやすくなった印象を受けるかも。
スタン落ちしてしまったカード達にも使い易いものは多かったのですが、新弾のカードもなかなかに粒ぞろいな為トントンです。
新弾ボーナス対象のBに強いカードが多く、BSで戦うリーダーという印象がより強くなりました。
(→2コストフォロワーでもかなり上位のベレヌス、先4で強いカストール、先後問わず進化フォロワーのぶつけ合いを断ち切れる漆黒の剣鬼。)
除去が豊富なことから、N枠で混入しやすい大型フォロワーを手玉に取りやすく、環境は追い風かもしれません。
好みによってはネクロを最も上位に置くプレイヤーも居るほど強いリーダーであると考えています。
リーダー選択時にエルフ/ネクロ/ヴァンパイアと並んでいた時にどれを選ぶかでその人の好みがわかりそう。
2Pickやりこんでる人が選びそうな順はエルフ→ネクロ→ヴァンパイアといった感じでしょうか(偏見)
カマタさんはマナカーブに沿ってパワーカードを投げれば勝てるヴァンパイア派です……
・ヴァンパイア
【B】
【S】
【GL】
【総評】
多分最強リーダーだと思うんですけど(名推理)
ヴァンプの強さの根拠については、カードプールの平均値が高いことに尽きます。
以下、今期のカードプールの平均値を押し上げている理由を列挙します。
・DRKのスタン落ちが追い風
見事にバリューの低いカード(当社比)が選別されている!
・スタン落ちしなかったカードが強い
前期の5勝報告を見てもらうと解るのですが、豪拳の用心棒 / 緋色の剣士 ともにナーフ後も現役バリバリです。
他にも、バンダースナッチ / インプランサー / キャタラクトビースト 等のフォロワーで積極的に盤面有利を築けること、初動に当たる2~3コストフォロワーの質/量に困らないことなども強みです。
どこかのリーダーと違って金虹に安定感があるのも非常に頼もしい。
・新弾カードの質が高すぎる
ちょっと使いづらいかな、と感じるのがヨルムンガンド/轟雷の悪魔/グンロズくらい。
ファングサーペントが平均前後で、後は全て平均以上に感じます。
残りのカードの強い場所をいちいち解説していると滅茶苦茶長くなってしまうので、各自でさに兄貴の記事と照らし合わせてどこが強いのか考えてみよう!
とまあ、読んで貰えれば解るとおり、カマタさんはアリーナではヴァンパイア信者です。
考えること少なくて楽だからね。
ただ、個々のカードパワーだけを見てPickや構築をしていると案外勝ちきれないこともあります。
個人的に少なくないと感じた負け筋は以下の通り。
【ネクロ】
カストール / グレイブウェイカー / 海賊ゾンビ等を処理できず顔面を詰められる。
ネクロマンスやドローソースを活用されリソースゲームで負ける。
除去でこちらのフィニッシャーを処理されてしまう。
【エルフ】
フェアリー横並べを処理できず顔面を詰められる。
イピリア(+対空射撃)で顔面を詰められる。
手札補充(+対空射撃)によりソースゲームで負ける。
【ロイヤル】
疾走潜伏で顔面を詰められる。
前期より顔面を詰められた負けるケースが増えたように感じています。
(→Pick推奨のパワーカードに自傷コストを要するものが多いこと、復讐でコストパフォーマンスが上がるカードや回復効果を擁するカードがDRKのスタン落ちにより減ってしまったことが背景にあるのかと考えています。)
概して、誰の評価を見てもアリーナ評価3位以内に食い込んでいるリーダーだと考えます。
・ビショップ
【B】
【S】
【GL】
【総評】
前期と比べて、かなり使いづらいリーダーとなりました。
その最たる理由は、スタン落ちしたカードの傾向。
2ターン目に安心して置けるカードでありつつ、後のサポートカードの活躍の場を用意する2コストアミュレットが2枚もスタン落ちしてしまいました。
これにより、今期のプールに存在するアミュレットサポートが大幅に使いづらくなりました。
(→熟達の調教師や鳥飼いの使徒では代用にならない事が多く、この2枚と相性が良い翼の王子がスタン落ちしたことなど、アミュレット周りにネガティブな要素が多いです。)
加えて、追加されたカードの傾向も良好とは言えません。
星追いの精霊 / 星の奔流 / スタープリーステスを活用しようにも肝心のアミュレットが集めづらい状況。
金虹も手放しで使い易いと表現できるカードは少なめになっています。
全体的に、安定感を大きく落としたリーダーであると考えます。
三月ウサギのお茶会→スタープリーステス等のゲーム破壊コンボも残存していると言えば残存していますが、ボーナスのかかっていない特定のカードに依存する要素に頼るリーダーを安定感が低いと形容せずしてなんと表現するのか……
獣姫をかえして。
2-2.スタン落ちしたカード達
2-1と若干重複する部分もありますが、こちらでは個人的な要点を書き加えてあります。
画像内の枠が赤に近づくほど、「カマタさんが使用する中で勝ちに繋がった(≒負けを避けられた)回数が多いカード」であると捉えて頂ければ大体間違いありません。
人間、新しい物事を覚えるより、一度覚えた物事を忘れる方が大変だと考えます。
暫くはDRKのカードを忘れようとするよりも、警戒カードを脳内で列挙した後に「これとこれはDRKだから除外」といった思考を辿れるようにするとよいのではないでしょうか。
各々のカードがどのように強かったかは過去の記事で復習してください。(丸投げ)
・ニュートラル
【要点1】死の舞踏
死の舞踏の退場により、ニュートラルに存在する確定除去の種類が減りました。
(→現在は氷獄の呼び声の1種のみ。)
これにより氷獄の呼び声やクラス別カードに存在する確定除去の価値が上がります。
また、単純にこちらも対面も確定除去をPickできる確率が下がることで、雑に登場したファッティが処理されず試合が終わってしまうケースも増えることでしょう。
手札/デッキに除去の選択肢が複数ある場合は、なるべく確定除去を温存できるよう意識するといいかもしれません。
【要点2】オリヴィエ
1枚でゲームをぶっ壊せるカードが減りました。
ロングゲームを仕掛ける時のリスクが減ることは2Pickやりこみ勢には好意的に受け入れられていそうです。
新たに追加されたN枠のカードがロングゲームと相性の良いものが多いことを踏まえて、各リーダーのPick基準を見直してみるとよいかもしれません。
・エルフ
【要点1】ユエル
後4ユエル進化で対面を更地にするパターンが消えました。
後4進化で進化時効果を有効活用しやすいフォロワーは非常に厄介なのでそこそこ大きな変更だと考えます。
【要点2】フェアリー生成カードの種類減
エルフバード / 深緑の守護者 / エルフキング・ヴァルトと、手札にフェアリーを生成するカードが種類が一気に3種減ったことは抑えておきたいですね。
シンシアを進化して場にフェアリーを並べるパターンも消えてしまったため、フェアリーを用いた横並べの戦術をなぞりたい時は、これまでとは違った構築バランスを考える必要がありそうです。
(→手札の枚数をキープしてエルフカードのバリューを高める戦術に関しては、新弾のエルフカードとニュートラルカードの傾向によりむしろ以前より組み立てやすくなっています。)
他にも翅の輝き、ティア、森神など使い易いカードが揃っていますが、残っているカードの質も十分高いこと、新弾で追加されたカードの質が物凄く恵まれていることを鑑みて、他リーダーよりスタン落ちによる負の影響が少ないと考えます。
・ロイヤル
【要点1】アドバンスブレーダー
先攻でお手軽に勝ち筋を作れたカードが消えてしまいました。
アドブレをかえして。
【要点2】コウガクノイチ
ロイヤルの 顔面全力プラン のフィニッシャーとなりうるS枠の救世主、コウガクノイチも消えてしまいました。
7ターン目以降にロイヤルが対面にかけられる顔面への圧力も激減した形となります。
ROBの頃にもどして。
また、使い易い2コストフォロワーや2コスト除去、特定の状況で他では出来ない仕事をする3コストが消えたのも痛いです。
やはり、DRKのスタン落ちで消えたカード達が強すぎた。
・ウィッチ
【要点】土の秘術持ちカード
広範囲AOEである破砕がケア対象から消えたことは、ウィッチを相手どった時のプレイの選択肢に大きく影響してくると考えます。
他にもレミラミパメラシャドウウィッチと土の秘術持ちが多く消えたため、土の印の使い道が更に狭くなりました。
先述の現環境カードプールをしっかりと覚えて、相手の盤面に土の印がある時にケアすべきカード(≒こちらがウィッチでプレイする歳、土の印を場に置いておけば相手に警戒させられるカード)を頭に入れておくと良いでしょう。
・ドラゴン
【要点】ジークフリート
ジークフリートのスタン落ちにより、大型フォロワーも気兼ねなく有利トレードをしかけられるようになりました。
(→ワイルドハントはとっくにスタン落ちしてますからね。)
今後はこいつの代わりにベオウルフを警戒していきましょう。
・ネクロマンサー
【要点1】3コスト
3コストのBが3枚、Sが1枚、Gが2枚落ちたことでネクロのお家芸である3コストタワーを披露される機会が若干減りました。
また、Gの3コスト2枚は所謂 金虹ガチャ の一旦を担っていたカードであり、この2枚が消えることでネクロ金虹全体の平均点が上がるのは素直に喜ばしいことだと考えます。
【要点2】アンドラス
9コストのゼウスとすら呼ばれるこのカードが消えてしまったのは痛い。
アンドラス様のお陰でこれまでのアリーナネクロはお手軽にフィニッシャーを確保出来ていましたが、これからは認識を改めなければなりません。
差し当たっての大体枠は ルナルの死霊術師・リュート くんあたりでしょうか。
(→彼でも十分有望なのですが、やはり9コストゼウスと比べると……)
・ヴァンパイア
【要点】質の低さ
スタン落ちするカードの質が低いリーダーは相対的に得をしています。
ヴァンパイアはその側面が最も強いリーダーであると考えます。
無理やり語るべき内容を捻り出すとすれば、特殊なケアの考え方が必要だったラビリンスデビルやアザゼルが消えたことは実戦のプレイの選択肢に多少影響を与えるかもしれません。
・ビショップ
【要点1】2コストアミュレット
先述の内容と大いに被りますが、やはり獣姫と神鉄の2枚が消えたのは大きいです。
アミュレットサポート全般のバリューが下がることは勿論、この2枚は単純にカードとして使いやすかった。
とくにアリーナでの獣姫のカードバリューは、先2で置くだけでゲームを破壊しかねない程でした。
獣姫をかえして。
【要点2】"疾走ビショップっぽい動き"に必要なパーツの欠落
カマタさんがアリーナビショップで勝つ為に重視していた項目の一つとして、 疾走ビショップっぽい動き というものがあります。
AOEや軽量除去が思うままに打てないアリーナでは、アミュレットの弾けるターンを調整して大型フォロワーを顔面進化、横に守護を並べるだけで相手の顔面を詰められてしまうことも少なくない。といった考え方だったのですが……
その中で重要になるパーツが大量に消えてしまいました。
(→忠犬、2コストアミュレット、スカイスピリット、スレッジエクソシスト、翼の王子、ガルラ 等)
獣姫をかえして。
2-3.警戒カード一覧
当記事で最も重要なコンテンツです。
■成果物
今回はこんなものを作成しました。
と言っても、以前さに兄貴に作ってもらったファイルを弄っただけだけど。
クラス別警戒カード一覧_20171107.xlsx - Google ドライブ
実戦でのカンニングペーパーや、Pick通話の話のタネとしてでも活用して頂ければ幸いです。
■つかいかた
「ドライブを開くのが面倒くさいぜ!」
「ドライブ開いてみたけど見方がよくわかんない!」
と言った方のために、サンプル画像を交えながら実用例をプレゼンします。
実戦ではこの表の左側の数字と相手の最大PPを見比べます。
「えーっと……次は相手は3PPだから……マーズ出してくるかもしれんな。3点除去は温存しておこう」
「3PPだとブリッツランサーも居るのか。2/1/3は出さない方がいいな」
とか考えてもらえるように作ってあります。
5ターン目で「は?ポルックスバルバロッサモニカルミナス銀嶺旋風全部ケアするの無理だろ!」となるのはシャドウバースというゲーム上の仕様です。我々には責任はない。
可能であれば、表に記載されているカードの中でも、これまでの対面の動きから予想される"最も可能性の高い選択"をケアして頂ければ幸いです。
(→先4で置いてきたカードが潜伏フォロワーであれば先5旋風刃を真っ先に疑う 等……)
3.環境分析
今期はあまり2Pickをやりこんでいないので浅瀬からの分析となります。
なのでなるべく短文で切り上げます。
代わりに今回は他者のPick観を紹介するコーナーを広く取っています。
3-1.全勝報告
Twitterにてカマタさん宛てに頂いた5勝報告とそのレシピです。
以下のモーメントに纏めてあります。
ヴァンパイアの報告が桁違いに多いです。次いでネクロといった順位。
エルフも報告件数は少なくないですが、報告をくださる層が偏っていますね。
(→具体的に述べると、エルフの報告をくださるのはPick強者が殆どです。)
ロイヤルは凋落しました。
3-2.強者達の見解
この項はツイートしている人の名前を見てピンと来ない人はスルーしても大丈夫です。
とりあえず現状
— けん@林檎ん (@1FZbxyL5403qXGF) 2017年10月29日
やっぱエルフ1位候補なんだが pic.twitter.com/mtsWgLAQ6S
なんか皆んなが一斉に評価を出してるので僕も現在の評価を出したいと思います
— けん@林檎ん (@1FZbxyL5403qXGF) 2017年10月17日
10月17日付け評価表
同率1位 ネクロ.エルフ 100点
3位ヴァンプ 95点
4位ウィッチ86点
5位ロイヤル 85点
6位ドラゴン 82点
7位ビショップ 76点
各リーダーの総評も後で書きます
あ、pickリーダーランキング10月17日版
— ZERO伍長 (@zero_rivals) 2017年10月17日
1位ヴァンパイア
2位ネクロ
3位ロイヤル
4位エルフ
引いたらリタイア
ウィッチ、ビショップ、ドラゴン
2picker版・今回のナーフまとめ
— ZERO伍長 (@zero_rivals) 2017年10月29日
・実はヴァンパイア以外のリーダーにとって、最強クラスのカードだったエフェメラが勝ちパターンから減る
・3番手ロイヤルvsエルフ論争は恐らくエルフ優位に世論が傾く
・5番手争いからドラゴンがほぼ完全に陥落する
強者同士でも意見が食い違ってたりするし……
ぼくもぼくなりのPick観を世に撒き散らしてもバレへんか(適当)
3-3.カマタさんの見解
現環境、パンピーが使って勝ちやすいのはヴァンプ>ネクロ>エルフロイヤル>その他。
ヴァンプを使う場合は対面ネクロ/エルフ/ロイヤルでそれぞれ別の事を警戒しながら試合をすることを意識したい。
上級者が使う場合はヴァンプネクロエルフまでは順位が人によって変わる。
ただし、リーダーの順位が同じでも重視するカードの傾向は全く違うこともあります。
ヴァンプは顔面詰めるカードと盤面処理するカードのバランス。
ネクロはラストワード持ち(+自フォロワー殺害カード)と除去のバランス。
エルフはアグロ寄せとコントロール寄せのバランス。
等など……
序~中盤の動きから「この人はどういったPick観を持っているのか」を把握して後半出てくるカードの予想を的中させられると勝ちに近づきます。
今期のカードプールの中身だけでなく、それらがどういった性質を持っておりどういうデッキを作りやすいのかも抑えておくと、読みで拾える試合も増えるかもしれません。(自分が読みで勝てているとは言ってない)
4.お役立ちリンク
当記事の第二のメインコンテンツです。
どれも2Pickへの理解を深める中で必ず役立つものだと断言できます。
是非目を通してみてください。
成果物や文章を用意するのが面倒くさいが故に他所を紹介して手を抜いている訳じゃないよ。
■レイン兄貴の記事(再掲)
【シャドバ】2Pickの攻略まとめ『初級者前編』おすすめクラスの紹介! | ねこぽよ
【シャドバ】2Pickの攻略まとめ『初級者後編』デッキ構築のコツ! | ねこぽよ
ここまででも何度か紹介してきた記事ですが、その全てをスルーしてきた人の為に再度オススメしておきます。
貴方が俗世の2Pick攻略記事を読んでもなんら得るものがないレベルの2Pick強者であったとしても、この記事の情報の整理度(と、この記事が無料で公開されていること)には感心すると思います。
■さに兄貴のブロマガ(再掲)
2Pickerに役立つ内容が盛りだくさん!
特に 強いカードの分類 は目から鉄鱗の竜人がボロボロ落ちました。
2Pickのナレッジを求める方や、体系化された知識やそれを形作る考えに触れたい方、興味ある事柄に関する文章を読むのが好きな人は必見!
カマタさんはさに兄貴にお金を貰っているわけではありません。
■点数表
・ゆたかとー兄貴
Twitterで2Pickの点数表を作って公開してくださってる方は少なからずいらっしゃいます。
今回はその中でもリスペクトするゆたかとー兄貴の点数表を紹介。
ゆたかとー兄貴はJCGで5万円をもぎ取ったこともあるし、2Pickの勝利数ランキングでも5勝数ランキングでも一桁に食い込んだことがあるすごい兄貴だよ。
俺のターン!手のひらをセットしてターンエンド! pic.twitter.com/vrCmbOXr0g
— ゆたかとー (@yutakart) 2017年11月2日
やっぱり点数まで付けると詳しく分かっていいですよね。
— ゆたかとー (@yutakart) 2017年11月2日
順位付けるのすら苦労してるから全部やるのは大変だけど、ヴァンプは評価しやすいと思う。
自分の分だけ公開しておきます。 pic.twitter.com/ab4YtACIgQ
2pick評価表、ロイヤルとネクロもやってみました。 pic.twitter.com/PYqhNGZ24z
— ゆたかとー (@yutakart) 2017年11月2日
点数の基準等の更なる情報はゆたかとー兄貴のプンレクアーカイブなどから推察しよう!
また、ゆたかとー兄貴は過去に2Pickでも使える2コストフォロワーのマリガンや採用枚数に関する記事も書いてくれているぞ!
カマタさんはゆたかとー兄貴にお金を貰って(ry
ゆたかとー兄貴以外にも点数表を作成/公開している方は居るらしいので(伝聞)、他者の価値観に触れてみたい方はネットの海を捜索してみるとよいと考えます。
・エアプアフィブログ
点数表を作成/公開している信頼できる個人が見つけられなかったので仕方なく代替として紹介します。
注意点としては、点数表にも作成者のPick観が反映されてくることでしょうか。
プレイングの方向性まで把握しろとは言いませんが、個々のカードの点数から見えてくるカードの性質の好き嫌いくらいは予想した上で点数表を読み解くと誤った解釈なく作成者の見解を吸収できるかと存じます。
また、点数表には作成者の実力や2Pickへの理解度も反映されます。つまるところ、エアプな記者が書いた点数表は……
あっ、ふーん(察し)
■2Pick専門チーム紹介
オンラインの対戦ゲームの攻略にはやはり強い人との実戦や、信頼できる人との生きた情報の交換が重要になってきます。
その2つを簡単に行えるようにする手っ取り早い行動は、"強いチームに所属すること"です。
今回はカマタさんが間違いなく強いと感じている2Pick専門チームを紹介します。
ここも、挙がるプレイヤー名にピンとこない人はスルーしても大丈夫な項目です。
・林檎ん
あのけん兄貴ともろりん兄貴が属するチーム。
この二人以外にもザラキーマ兄貴や、今回の記事で成果物を引用し倒させて頂いたレイン兄貴も所属しておられます。
入団条件は厳しそう(というかよくわかってない)ですが、ここに入れたら2Pick強者との対戦や情報交換には苦労しなさそうです。
この記事を読んで林檎んへ入団できた人は是非カマタさんまで内部情報をリークしまくってください。
・Ans
あの非常食兄貴や、毎度おなじみ(?)さに兄貴が所属する2Pick専門チームです。
このツイートが10/16のものなのでまだメンバーを募集しているかどうかはわかりませんが、この記事を読んで入団できた人は是非カマタさんまで内部情報を(ry
・おまけ
賞金制2Pick大会に関する意見交流の場を設けます!
— カマタ (@kamata_kamata) 2017年3月21日
活動:Twitterのメッセージリストでくっちゃべる
目標:参加メンバーのJCG2Pick部門優勝
条件:2択の玄人
興味ある人はリプかDMください!#拡散希望#シャドウバース勢と繋がりたい #JCG#2Pick
ご存知、カマタさんが立ち上げた2択の玄人限定DM。その名も「金の亡者」です。
チームと言うほど形式ばった活動ではありません。
本当にただグループDMに属して発言したりしなかったりするだけです。
何の義務も拘束もありません。
さに兄貴やゆたかとー兄貴、林檎んのいこあん兄貴もこのグループを覗いてくださっているので、その人のフォロワーの量や質によってはTLよりも質の高い情報を集めやすいかもしれません。
当DMでよく投げられる話題は、
「これ右と左どっち選びますか?」
とか
「この場面、警戒するカード何種類かのうちどれを一番警戒しますか?」
とか
「今度2Pick界隈でこんな面白そうなイベントがありますよ!」
とか
「エアプブログがまた更新してるぞ!」
ぐらいの他愛のないものばかりです。
このグループを紹介する意図としては、当DMに上記のような話題が投げられる機会が増えて欲しいこと、上記のような話題が投げられた際に反応する人間が増えて議論が活発になって欲しいこと、要するにカマタさんが労せずして得られる知識/情報が増えて欲しいことなど…………つまるところ、100%私利私欲です。
こんなグループでもよろしければ、参加希望者熱烈募集中です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
■公式コラム
ぼくも どこかから おかねを もらって 2Pickの こーりゃくきじを かきたい です。
サイゲームスさん よろしくおねがいします。
■動画
拙作で恐縮ですが、SFL環境の構築やプレイングの把握に役立てて頂ければ幸いです。
(→全部ナーフ前の動画で申し訳ありません……orz)
・ロイヤル
・ネクロ
・ヴァンパイア
5.最後に
■まとめ
初~中級者はアリーナで5勝したければヴァンパイアかネクロを選ぼう!
上級者はエルフを選んだ方が勝てるかもしれませんが、そこに纏わる知識はカマタさんが解説できる範囲を超えています。
(→同じく、大会で勝つための技術や心構えなんかも記事に出来ません。)
今回は全然シャドウバースプレイしてないから文章で解説できるナレッジに自信が無かったので、画像や表といったツールの作成と紹介に終始するよう努めました。
こういったツールは、文章以上に 腹に落とし込めるまで何度も見返すこと が重要になります。
実戦に臨む中で、今回紹介した出現カード一覧表や画像、警戒カード一覧を活用して頂ければ幸いです。
最終的には、これら無しで精度の高い読みや判断を行える2Pick上級者になって頂けたなら、その実力を生かして2PickJCGで5万円をもぎ取って頂けたなら、その5万円のうちいくらかをカマタさんに山分けして頂けたなら、これ以上の歓びはないと考えています。
今回紹介した情報がみなさんの2Pickライフの道標なりスパイスなりになっていることを祈り、当記事の〆とさせて頂きます。
キ××イみたいな文章量に負けず、ここまで目を通してくださった方全員にお礼申し上げます。
次環境でも頑張って記事を書きたいと考えています。
よろしければ、引き続き応援のほどをよろしくお願い申し上げます。
(ニコニコアカウントをお持ちでない方はYouTubeへ)
舞鶴サーバーでフレンド募集中です pic.twitter.com/dOsAfAVjog
— カマタ (@kamata_kamata) 2017年11月7日